① 外来の予約診療が確立、予約待ち受け画面の運用開始。
② 周囲の超急性期病院との病病連携による病床利用率の安定的確保。
③ クリニック2階の改装による、外来患者さん向けのアスレチックリハビテーション施設整備とPTを中心とする人材確保。
④ 良質な接骨院からの紹介予約患者の確保による新患数の確保とMRI検査数の増加。
⑤ 名古屋大学整形外科医局との連携強化による、整形外科各専門領域の対応能力向上これらの成果があり、
とくに昨年10月以降では収益が好転してきており、経常黒字の一歩手前の段階まで来ました。
昨年度の流れ
① 外来の予約診療が確立、予約待ち受け画面の運用開始。
② 周囲の超急性期病院との病病連携による病床利用率の安定的確保。
③ クリニック2階の改装による、外来患者さん向けのアスレチックリハビテーション施設整備とPTを中心とする人材確保。
④ 良質な接骨院からの紹介予約患者の確保による新患数の確保とMRI検査数の増加。
⑤ 名古屋大学整形外科医局との連携強化による、整形外科各専門領域の対応能力向上これらの成果があり、
とくに昨年10月以降では収益が好転してきており、経常黒字の一歩手前の段階まで来ました。
今年度の目標は、以下の様に昨年度後半の流れをさらに確固たるもしていくことあります。
以下にその5目標<を示します。
1)質の高い診断力の充実
股関節、膝関節、小児の骨折、リウマチ、骨粗鬆症、腰椎分離症、アキレス腱断裂などの運動器に特化した疾患を扱う経験豊富な
常勤医師に加え、名古屋大学整形外科医局の専門班(脊椎/腫瘍/リウマチ/手の外科)に所属する非常勤医師による外来診察を
確保し、大学の各専門班へのコンサルテーションをはじめ、最善の診断と診療方針の決定をスピーディーに行うための連携体制を
更に充実させていく。
近隣の名古屋第一・第二赤十字病院、名古屋医療センター、名古屋セントラル病院、愛知県がんセンターなどの整形外科は全て、
名古屋大学整形外科の関連病院でもあるため、これらの病院との相互連携もより緊密にする。
2)正確・スピーディーな検査、診断
確立した予約外来の流れをより円滑に運用し、待ち時間の更なる短縮を図る。
1日でも早く検査してスピーディーに適切な治療を始められる環境を目指す。
多くの病院では、最初の診察で MRI 検査の指示を出して予約、後日検査を行い、更にその後診察して診断結果を聞くという流れの
ため、合計2・3回の来院が必要である。また、診断結果を聞くまでに1・2週間以上かかるのが普通だが、当院では、MRI 検査を
受ける方の約 50%以上が、検査当日に撮影を受けられ、同日中に、その結果を踏まえた診断と治療方針決定に至っている。
今後とも当日中に検査が進み、正確な診断結果を踏まえた迅速な治療を行っていきたい。そのためには来院時間が早いことも条件に
なるので、新患を中心に来院時間の調節を電話予約時点でさらに進めて行く。
また X 線被ばくの低減に向けて、「いかに患者さんの不要な被ばくを減らせるか」を、医師や放射線技師を中心に病院全体のテーマ
として取り組んでいる。世界的な被ばく低減のガイドラインである IAEA(国際原子力機関)のガイダンスレベルと比べ40~60%の
X線量に減らし、さらに厳しい日本放射線技師会のガイドラインよりも X 線量を 20~30%減らして検査をしている
(診断に影響がないことを確認の上で被ばく低減を図っている)。
昨年8月に日本学術会議も公式に日本の CT 被ばくが多いことに警鐘を鳴らしているが、当院では成長期の腰椎分離症で行って来た
CTの被ばく低減を以前から積極的に進めて全国レベルの学会でも報告してきたが、今後とも腰椎分離症を中心に
全国トップレベルの被ばく低減診療を進めて行く。
3)診断後、治療の適応を見極める
68年間の経験と実績に基づき、最適な治療法(手術療法、保存療法)を提案する。
骨折から靱帯損傷、腫瘍まで多種にわたる手術は勿論、保存療法においては、医師・看護師・リハビリ部門・画像検査部門を
はじめとしたスタッフの人数を充実させ、各部署で日々研鑽、チーム医療に努める。
特にアキレス腱断裂、腰椎分離症の保存療法においては、世界レベルで最先端の診断・治療・研究発表を行っており、
これを推し進めていく。
4)心地よい入院室で、心配りの行き届いたケア
病室の患者さんの居心地の良さはもちろん、看護師が一人一人の患者さんの状態を日々見ながら、回復に向けてのケアを
心をこめて行っている。
退院後は、リハビリ専門施設のよねだ整形リハビリクリニックにおいて、継続して質の高い外来リハビリテーションを行う。
名古屋セントラル病院、名古屋第一・第二赤十字病院、愛知県がんセンターなど近隣の最先端医療を行っている総合病院整形外科
との緊密な連携関係をとり、それらの病院での手術(退院)後のリ入院そして外来ハビリ連携もより進めていく。
5)リハビリの充実を目指す
法人全体で理学療法士24名・柔道整復師25名のリハビリ科が最新で最良のリハビリを提供していく。
今後もきめ細かな管理と技術、そして患者さんとの良好なコミュニケーションを大切にする。
よねだ整形リハビリクリニックでは特に、高齢者に多い症状(膝の痛み/背骨の痛み/腰の痛み/筋肉の衰え)や、加齢による
ロコモティブシンドローム予防、骨粗鬆症の原因追及・予防・検査や治療をはじめ、患者さんの機能回復を外来通院レベルで
全面的にサポートする。
スポーツ障害を抱える選手の競技復帰に向けたリハビリについては、クリニック2階をすべてアスレチックリハビリテーションに
特化したフロアを最大活用していく。
以上のような医療内容の充実により、さらに持続可能な経営基盤を確立していく。
グループ全体の方針
・米田病院と米田学園の両組織の教職員のコミュニケーションが潤滑に取ることによって、シナジー効果を図る。
・災害に強い病院を継続して目指す。(日頃から災害時を予測しておく)
・働く環境を整える。
・生きがいにつながるやりがいのある仕事を定時の時間内に遂行して、病院経営と職員の満足度をともに充実させ、
さらに安定した発展軌道に乗せる。