退院支援チームの誕生
高齢社会の進展に伴い「ほとんど在宅、時々病院」といった医療・介護体制の改革のため、法整備が始まっています。
2025年「地域包括ケアシステム」の構築に向けた病床編成の整備から目が離せません。
当院は54床の整形外科に特化した急性期病院ですが、在宅復帰率は90%を超えています。
伝統のある病院のため、地域住民と密接なつながりがあります。
たとえば…
『うちのじいさんも米田病院に入院しとったんだわ…』とか、
『わしはこの病院が火鉢があった時から知っとる、あんたは知っとるか…』
などの声を患者さん、家族の方から時々伺います。
これからもこういった住民の方々と、地域医療に貢献できる病院を目指していきたいと思っています。
当院にはMSWの職員は在籍しておりません。
したがって、退院調整も看護師が行っています。
その調整はチームカンファレンスなどで話し合いをしながら進めていますが、患者・家族・ケアマネージャー・個人の環境などに左右されるところもあり、退院後調整がうまくいかずリピーターとなって再入院される患者さんがいらっしゃるのが現状です。
そこで、真に患者さんの退院後の医療・介護・生活を見据えた「退院支援」が行えないものかと思い、ケアマネージャーの資格を習得する看護師の誕生を期に「退院支援」チームを立ち上げることにしました。
今後このブログを通じてチームの活動内容や、医療・介護制度の説明をしていきたいと思います。
今回の「退院支援チーム」の誕生について、当院院長からメッセージが発信されています。
よろしければご覧ください。
看護部長 西幸子