看護師の患者体験日誌 ~股関節の手術を経験して~
私は、米田病院で看護師として勤務をしています。
自己紹介をします。
看護師経験40年以上(このデータで年齢は推し量って下さい)、いたって健康です。
私は2018年10月19日に左人工股関節置換術の手術を受けました、主治医は当院の河邊先生です。
私の、股関節痛との戦いの経緯をお話しします。
私の病魔との戦いを読んでいただいて、すこしでも変形性股関節症あるいは変形性膝関節症でお困りの方に、お役に立てれば幸いです。
2018年新春に、春日大社の神事を見学に行きました。当日はとても寒く、野外での見学だったので体が冷えたことを覚えています。
しばらくして「左股関節がいたい」事に気がつきました。
さっそく、当院を受診し、河邊先生から「立派な変形性股関節症」です、と言われショックを受けた次第です。
さーそれから私の戦いが始まりました。
痛みが強く、鎮痛剤は何も効きません。
夜間は痛みのために体の置き場所が無く、熟睡できない状態でした。
暖かくすれば痛みが楽になるかと思い、本気で沖縄移住を考えるようになりました。
しかし、沖縄に旅行に出かけてもその痛みは改善されず、沖縄移住の計画は頓挫しました。
では、体を温める下着(遠赤外線効果での保温)の着用、接骨医院への通院、ジム・プールでの運動 etc.
試みましたがどれも効果無く、手術を決心しました。
手術は河邊先生にお願いすることにしました。
先生にお願いすることにした一番の理由は、当院での『人工股関節置換術』の患者さんが順調に経過し、また、何だか患者さんが幸せそうな表情をしている方が多かったからです。
私の整形外科勤務は米田病院以外で8年間ありますが、人工股関節術置換術前後はとても大変な事でした。
2018年10月18日に全身麻酔で手術を受けました。
術後経過は良好で約4週間で退院し、12月から職場に復帰することが出来ました。
職場復帰後は通勤時の人混みが怖く感じることもありました。
また脚全体が夕方になると腫れて辛い時期も半年ぐらい続きましたが、少しずつ改善していき手術から1年半経過した現在は、術前と同じように看護師として勤務をしています。
手術を決心するまではとても不安が強く、迷いました。
また、一人暮らしですし、手術後の生活が出来るかどうか心配でした。
しかし、手術を決心したあとは、信頼する河邊先生と毎日見守っていただいた看護職員の方々、リハビリ科の担当者には日常動作の指導・術後の股関節へのアプローチを行って頂きました。
復職するにあたりご理解をいただいた米田病院院長先生たちに見守られ順調に回復することが出来たのだと、心から感謝している毎日です。