平成30年4月新入職者(柔道整復師)研修風景
リハビリテーション科、柔道整復師の井上敬規です。
H30年4月入職の柔道整復師6人の研修が行われたので、その様子をお伝えします。
こちらの写真は、4月に入職した柔道整復師のみなさんです。
向かって右から、川澄さん、窪井さん、酒井さん、松下さん、上野さん、古田さん、です。
入職後1年間は先輩がついて、みっちり業務を学んでいきます。
まずは、基本的規則や決まり事など、説明を中心に学んでいきます。
説明はリハビリテーション科主査の片桐さんです。
先ほど紹介した6名とに加え、同じく4月に入職した理学療法士5名と合同で行いました。
みなさん、真剣な表情ですね。
ちなみに、理学療法士はリハビリの専門スタッフとして勤めており、柔道整復師は一部リハビリも行いますが、ギプス固定や整復操作が主な業務となっています。
続いて、清水さんから入院病棟のリハ科の役割についての説明を聞きました。
外来と入院病棟とでは役割が少し異なり、病棟では入院患者さんが少しでも早く日常生活に復帰できるようリハビリを行っていきます。
清水さんは、柔道整復師の中でも入院リハ業務に特化したスタッフとして、患者さんからだけではなく他のスタッフからも熱い信頼を得ています。
ここでも、みなさん、真剣な表情で集中して話をきいています。
会議室を出て、外来の案内です。
説明は高木さん。
ここでは、外来業務の概要を説明した後、予診の取り方や、実際にギプスを使って固定を体験してもらいます。
予診では、いつ・どこで・どのようにケガをして今どんな症状なのか、など患者さんの現状を聴取したり、既往歴の確認などを行います。
また、圧痛部位を確認したり整形外科的テストを行ったりすることで、患者さんの全身状態やケガの状態をより詳細に把握していきます。
予診は外来業務の基本です。
将来、接骨院開業希望の柔道整復師も多く、素早く的確に状態を見極める力をつけることが非常に重要です。
なるべく早く一人立ちできるよう、先輩スタッフが手取り足取り丁寧に指導しています。
いよいよ、柔道整復師ならではの業務 「固定」 の実習です。
このパートの説明は、今回のブログを書いている私、井上です。
今回は、前腕から手部の範囲でプラスチックギプス固定を行いました。
まずはじめに、固定に必要な材料の説明をします。
ギプスを巻く手順を説明しながら実際に巻いていきます。
その際、固定肢位や範囲、注意点など、気にしなくてはならない部分を伝えます。
そこから二人一組のペアになってもらい、新入職者のみなさんに実際に巻いてもらいます。
皆さん、学生時代にしっかりと固定を学んでいたため、多少苦労しながらも最初からとても上手に巻くことができていました。
最初の1年間は毎日先輩が直接指導するため、この間にしっかりと技術を磨いていってほしいと思います。
今回は、新入職者の練習風景にスポットを当ててレポートいたしました。
これからも、ブログでリハビリ科の雰囲気を発信していければと思います。