米田病院 よねだクリニック 学会発表報告
こんにちは、リハビリテーション科の片桐です。
9月7日(金)~9日(日)の3日間、徳島県で第44回日本整形外科スポーツ医学会学術集会(アスティとくしま)が開催され院長、リハビリ科スタッフと参加してきました。会長は徳島大学整形外科教授の西良浩一先生で、テーマは「情熱と覚悟~100%を超える復帰」でした。
そして今回も当院より髙木俊紀さん(リハ科 柔道整復師)、伊藤雅流さん(瑞穂いとう接骨院 米田病院学術班)が発表しました。
この学術集会では医師をはじめメディカルスタッフも発表できる場となっています。
そのような学術集会でリハビリ科スタッフも発表できるよう日々の診療以外に、当院常勤医師(米田實院長、福山医師、医師)、そしてリハビリテーション科スタッフの有志が集まり「アキレス腱断裂」「成長期腰椎分離症」「膝前十字靱帯損傷」「変形性膝関節症」を中心に毎週火曜、土曜日の朝(診療前の8:00~8:30)に勉強会を行っています。
もちろん発表のためだけに行っている勉強会ではなく、学問的な考え方を体感して知識を増やしていくこと、そして多くのレベルの高い発表を聞くことにより、個人、病院全体の質の向上に繋げていくことを目的に、日々研鑽しております。
今回の発表演題は
「新鮮アキレス腱断裂における保存療法の初期固定肢位と荷重について画像所見とその経過からの考察」髙木俊紀さん
「発育期腰椎分離症のリハビリテーション・競技復帰プロトコルの検討」伊藤雅流さん
こちらは髙木俊紀さん ↓
少し緊張していたようですが、発表時の様子は緊張しているようには見えなく堂々と発表、質問にも対応していました。
こちらは伊藤雅流さん ↓
伊藤さんは今年4月に米田病院病院を退職。岐阜県瑞穂市で5月に瑞穂いとう接骨院を開業。現在は忙しい接骨院業務を行いながら、米田病院学術班として毎週、米田病院勉強会に参加されています。
学会出席の間、患者さんにはご迷惑をお掛けしました。また留守の間、サポートしてくれた職員の皆様に感謝しています。
今後も勉強会の継続、学会発表、参加が米田病院・よねだクリニックの質の向上、安全な運動器医療の提供になると確信しています。今後とも宜しくお願いします。
※おまけ
↓ リハビリ科 鈴木さん(柔道整復師)
神戸、徳島間の運転!ありがとうございました。
↓ こちらは世界最長の吊り橋、明石海峡大橋
3日間、雨!そして強風!
↓ 米田病院学術班の永田さん(左)と伊藤さん(右)
2人とも米田病院OBの柔道整復師です。
今年2月に米田病院を退職。現在はご実家の「永田接骨院」に勤務されています。
永田さんの論文「新鮮期を過ぎて当院へ来院したアキレス腱断裂に対し保存療法にて経過観察を行った3例の症例報告」が日本足の外科学会誌(足の外科の専門性が確保されている、しっかりした論文でないと査読ではねられる学術誌です。
医師でも掲載されれば博士論文の審査上で主論文として取り扱われるランクです)に掲載されました。
伊藤さんと「接骨院の中だけでは視野が狭くなる!いい時間になった!勉強になった!」と話をしていました。
お二人は勉強熱心です。そして仲が良い!
↓ リハビリ科 平井さん(柔道整復師)
学会に参加してモチベーションアップ!
昼の休憩中も資料片手にパソコン作業している様子。
次の発表に向けて動き出しています!