手首の骨折について
みなさん、こんにちは!
リハビリテーション科の山田です。
今日は、以前お伝えしていた骨折について、特に高齢者の中で特に多いと言われている手首の骨折(橈骨遠位端骨折 〈とうこつえんいたんこっせつ〉)について触れていきたいと思います!
(前回のブログはコチラ ⇒ 「高齢者に多い骨折」)
中には「え?手首の骨折が一番多いの?」と、思われる方もみえるかもしれません。
そうなんです。意外と手首の骨折って多いんです。
前回のブログでは高齢者に多い骨折は「転倒」がきっかけになると書きました。
皆さん、例えば転びそうになった時、最初に地面につくのはどこですか?
頭から落ちてしまう場合もありますが、多くは「手のひらを地面について」転ぶことが多いんです。
そのため、手のひらからの衝撃が手首に伝わり「橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)」が発生してしまうのです!
どの骨折でもそうですが、早期に治療介入する必要があります。
そこで、転倒して骨折をしているかの判断はどうすれば良いのか?
それは、
①手首周辺の腫れ
②手首周囲の痛み
③手首の変形
この3つの症状のどれか一つでもあれば何かしらの異常があると思われますので、早めの受診が必要です!
橈骨遠位端骨折の治療方法は、手術か保存的治療(手術をしない)かの2つに分けられています。
当院では、手術療法の場合は手のケガの専門医が診察・手術を行い、保存的治療であれば、必要に応じて骨を元に戻す操作(整復)を行い、ギプスなどで固定します。
ギプス固定後も、その道のスペシャリストである柔道整復師が、医師の指導の下に日常生活での注意点・ギプス固定後の管理方法・異常があった際の対応方法など、丁寧に説明・サポートいたします!
もし、転倒して手首の痛みがあれば当院へご連絡ください!!