骨粗しょう症とはどんな病気? ~①症状・病態編~
みなさん、こんにちは。
今回は高齢者に多い『骨粗しょう症』について、
「①症状・病態編」「②予防・治療編」
の2回に分けてご紹介したいと思います!
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~①症状・病態編~
骨粗しょう症は、体の骨の量が減り、骨が弱くなる病気です。
以前より身長が低くなった、背中が丸くなってきた、背中や腰に痛みを感じる等の症状があります。
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また、転ぶだけで骨折しやすくなるため要注意!
骨折しやすい場所としては、
●脊椎(胸椎・腰椎)の圧迫骨折
●手首の橈骨(トウコツ)骨折
●足の付け根の大腿骨頚部骨折
などが代表的なものです。
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今回、その中でも高齢者の方に多い背骨の骨折、「脊椎(胸椎・腰椎)圧迫骨折」についておはなしをします。
下の図は、脊椎の断面図です。
「骨粗しょう症」になると、骨がスカスカになり、もろくなってしまいます。
健康な骨に比べると、骨の中の網目状になっている部分の密度が減っているのがわかりますね。
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正常な体の骨は、溶かされて壊される「骨吸収」と、新たにつくられる「骨形成」を繰り返しています。
「骨粗しょう症」はこの骨吸収・骨形成のバランスが崩れることで起こります。
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また「骨粗しょう症」は女性に多く、特に閉経後の女性や高齢者に多くみられることも特徴的です。
背中や腰に痛みを感じる等の症状があれば、整形外科の専門医に受診することをお勧めします!
治療は外来通院でもできますが、痛みがひどく自宅療養で不自由なときには入院もできます。
ぜひご相談くださいね。
では次回「②予防・治療編」でお会いしましょう!