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こんにちは。名古屋市西区 整形外科 米田病院 の診療放射線技師 Kです!
今日は、検査中によくある
「さっき正面から撮ったのに、なんで今度は横や斜めから撮るの?」
という疑問についてお話ししていきます。
実はこれ、とても重要な理由があるんです。
同じ場所を撮っているように見えても、
見る目的がまったく違うことが多いんです。

レントゲンは「立体」を「平面」に写している
レントゲン画像は、体を通り抜けたX線を1枚の画像に写したものです。
つまり、立体の体を、平面に押しつぶしたような画像になります。
そのため、正面から見ると重なってしまって見えない部分がたくさんあります。
例えるなら、
箱を真正面から見たときと、横から見たときでは形の見え方が違いますよね。
それと同じことが、体の中でも起きています。
正面だけでは分からないこと
例えば腰の骨。
正面から見るときれいに見えていても、
横から見ると
骨のつぶれ(圧迫骨折)
背骨のズレ
変形
がはっきり分かることがあります。
これは、骨の厚みや高さが横からでないと評価できないからです。
斜めから撮るのにも理由がある
関節や背骨では、あえて斜め45度などの角度から撮ることがあります。
これは、
関節のすき間をはっきり見せる
骨と骨の重なりを避ける
神経の通り道を確認する
といった目的があります。
「きれいに写すため」ではなく、
診断に必要な部分を見せるための角度なんです。

実は、毎回同じ撮り方ではありません
同じ「腰のレントゲン」でも、
痛みの場所
疑われている病気
患者さんの体格や姿勢
によって、技師は角度や体の向きを細かく調整しています。
だからこそ、 「少し体をひねってください」 「足を曲げてください」 とお願いすることがあるんです。
すべて、必要な情報を正確に写すための工夫です。
最後に
レントゲンは、ただ正面から撮ればよい検査ではありません。
どの角度から見るかで、分かることが大きく変わる検査です。
検査中に体の向きを細かくお願いするのは、
診断に必要な情報をしっかり写すため。
少し大変に感じる姿勢もあるかもしれませんが、
実はとても大切な意味があるんです。
気になることがあれば、いつでも声をかけてくださいね。
米田病院の放射線技師として、丁寧にご説明させていただきます!