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MRI検査と大きな音のしくみ

① MRI検査のしくみ

MRI(磁気共鳴画像診断)は、
強い磁石と電波を使って 体の中を映し出す検査です。

体の中にある水の成分が、磁石の力に反応する様子を電気信号に変換し、それを収集することで画像化しています。

全身を一度に撮影せず、体の一部を選択して撮影するのが一般的です。

② 音のしくみ

MRIの音の正体は、傾斜磁場コイルの振動です。

このコイルは、検査で画像化する部位の位置を決める役割を担っています。

実際には、コイルに大電流を流し、ONとOFFを高速に切り替えます。

この時、ローレンツ力(理科の授業で習ったフレミングの法則の原理がイメージとなります)が働き、コイルを振動させます。

この振動が空気中に伝わり、ちょうど楽器やスピーカーが振動して音を鳴らすように、「ドンドン」「ガタガタ」という音になります。


当院では、検査中にヘッドホンを着けていただきます。
ヘッドホンからは音楽を流しており、ご自身でCDをご持参いただければ、
お好きな音楽を聴きながら検査を受けることもできます。
また、受付にて耳栓も販売していますので、ご希望の方はお声がけください。

MRIの音は機械の故障ではなく、画像を作るために必要な正常な音です。
安心して検査を受けていただければと思います。

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