BLOG

ブログ

放射線って体に悪いの?

こんにちは。名古屋市西区 整形外科 米田病院の診療放射線技師Kです!

本日は、我々が普段医療に用いている「放射線」について簡単にお話しちゃいます!

🔹放射線って危険なの?

「レントゲンやCTの検査って、放射線を使うから体に悪いんじゃないの?」
そんな不安を感じたことはありませんか?

確かに、放射線というと「被ばく」「害」という言葉を思い浮かべる方も多いと思います。
実際、大量に浴びてしまうと身体には悪影響が出てしまうものです。

ですがそれは
「刃物はものを切れるから危険!」
と言っているのと同じです。

医療で使う放射線検査は必要なときに、必要な量だけを安全に使うよう、しっかり管理されています。

🔹放射線ってどれくらい浴びるの?

たとえば、

胸のレントゲン1回で受ける放射線量は 約0.1ミリシーベルト。

これは、東京〜ニューヨーク間を飛行機で往復したときと同じくらいの量です。

私たちは宇宙からや食事、空気中に含まれている放射線「自然放射線」により年間約2.1ミリシーベルト被ばくしています。

つまり、日常生活の中でも自然にこれくらいの放射線を浴びています。
検査で使う放射線は、それより少し多い程度なんです。

🔹放射線は「使い方」が大事

放射線自体は危険なものではなく、正しく使えばとても役に立つ医療の道具です。
たとえば、

骨折の場所を正確に知る

肺炎や心臓の大きさを確認する

CTで体の中を立体的に見る
など、病気の早期発見や適切な治療に欠かせません。


技師や医師は、被ばくを最小限に抑えつつ、必要な情報をしっかり得るよう撮影条件を調整しています。

🔹安心して検査を受けてください

放射線検査は、皆さんの「健康を守るための検査」です。
もちろん、妊娠中の方や小児の検査では特に慎重に行い、不要な検査は行いません。

もし「心配だな」と感じたときは、遠慮せず技師や医師に聞いてください。
しっかり説明を受けた上で検査を受けることが、安心にもつながります。

エントリー

ENTRY